修復について

羅漢修復について

修復後は古色を施すためにどこを修復したかわかりにくいですが沢山の修復工程、職人さんが関わっております。仏像は製作されてそこで完成でなく後世に引き継ぐ為に修復を繰り返していきます。彩色の仏像の場合200年に一度の本格的な解体修復、50年ごとにこの様な部分修復が望ましいとされております。仏像も信仰がなくなり何もしないと虫に食われたり、木が朽ちたりして姿を維持できなくなります。製作された京仏師、吉岡定雲師二代の親子の人生を奉げた五百羅漢像を千年後まで維持させることができますと国の宝として後世の方々に引き渡すことができることと信じております。

京仏師  冨田 珠雲

修復報告

十六羅漢像
十六羅漢像
薫外一浄居士像
第123番
第123番
第134番
第136番
第180番
第232番
第294番
第366番
第410番
第449番