桂岩寺のご紹介

ごあいさつ

当寺は 曹洞宗 天祥山 桂岩寺と申しますが、別名 五百羅漢とも呼ばれています。
寛永十九年(1642年)金沢市傳馬町に創建されましたが、享保の大火のため現在の寺町に再建されました。文化・文政期に五百羅漢開基海運天麟和尚、真寶円戒和尚、僊洲欄牛和尚の3代にわたって約18年で五百羅漢を安置されました。
しかしながら昭和三十七年の火災により伽藍を焼失し文化・文政期の五百羅漢は3体を残すのみとなりましたが、昭和四十一年に本堂を再建し、昭和六十二年に京仏師吉岡定雲様親子二代のご尽力により五百羅漢を復興致しました。
文化・文政期の五百羅漢と昭和期の五百羅漢を合わせて一千の羅漢様をお守りする想いで遺徳を伝えていきたいと思っております。

五百羅漢とは

五百羅漢とは、お釈迦様が亡くなられたあとに行われた御教えを皆で確認する結集という集まりに参加された五百人を超える聖者のことを総称して五百羅漢と呼ばれています。
羅漢とは梵語でアラハン、音訳で阿羅漢と呼びます。略して羅漢と呼ぶ。意味は”悟った人、世の尊敬を受けるに値する聖者”という意味です。
羅漢様の存在はお釈迦様の御教えを衆生に伝え、「煩悩(貪、瞋、痴)の故に起こるあらゆる人間の苦しみを救済せよ」、との釈尊の遺命を受けて衆生の中に居て衆生と共に暮し、仏法を説く聖者であります。
五百の羅漢像をゆっくりと見ながら羅漢堂を一周するとご自分と因縁の強い方の御顔が浮かんでくると伝えられています。

桂岩寺基本情報

天祥山 桂岩寺

〒921-8033 石川県金沢市寺町1丁目6-46
TEL:076-241-1985

金沢駅より平和町方面行きバスにて寺町1丁目バス停 にて下車し徒歩2分

金沢市寺町1丁目交番近く闕野神社様隣